銀河鉄道の走る夜
〜〜宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に寄せて〜〜

 

『僕たち いっしょに どこまでも・・

どこまでも行こうねぇ、カムパネルラ!』

・・・かつて君と交わした約束を覚えているだろうか


頭上には満天の星 秋草をわたる風と夜露の匂い

こんな夜は 第4時幻想空間の切符を

手に入れて、銀河鉄道に乗ろう

白鳥の停車場から、プリオシン海岸へ

時の浜辺に打ち上げられて 化石になった昨日の涙や

無くした筈の 夢の欠片が見つかるよ

ひとつひとつの砂粒に 小さな祈りが灯っている

ケンタウルの星祭り めぐみの露を降らせてる

体を列車の振動にまかせ 胸躍る旅に出よう
 
今宵は銀河鉄道の走る夜

『今こそ、渡れ! 渡り鳥!』   
  『今こそ、渡れ! 渡り鳥!』

鳥を追って叫ぶ声 箒星とすれ違い

ハレルヤ歌うサザンクロス 双子星の宮を過ぎ

さあ、流れる星を追って

どこまでも透明な宇宙を巡ろう

赤く燃えるサソリの火も 石炭袋の暗黒も

二人ならどこまでだって行けるだろう

そうして 僕たちは いつかきっと

『本当の幸い』を見つけるのだ ・・・

2001秋流星群の夜に

 

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